ヤフーイーベイ提携で、双方のサイトのオークション参加が可能に


ヤフー(Yahoo Japan)は4日、米インターネット・オークション大手、イーベイ(eBay)と提携することで合意したと発表しました。

この提携で、双方のユーザーが相互のオークションサイトの取引に参加して落札できるようになります。

両社は、ヤフーのユーザーがイーベイに出品されている商品を閲覧できる日本語オークションサイト「セカイモン」を、開設しました。

ヤフーは来年3月下旬までに、イーベイに出品されている商品を閲覧できるヤフー独自のオークションサイトを立ち上げ、主に北米市場を対象にしているイーベイの商品の落札が行えるようにする方針です。

ヤフーに出品された商品に関しても、イーベイから閲覧でき、落札することもできるようになる予定です。

ヤフーの井上雅博(Masahiro Inoue)社長は、今回の提携がうまくいけば、イーベイが強い基盤をもつ国々での提携も検討すると語っています。

井上社長は同時に、今後両社が必要に応じて資本提携などを含むより緊密な協力関係を構築する可能性も示唆しています。


米イーベイは、世界最大のネットオークションを運営しています。

ヤフーオークション(ヤフオク)の会員数が660万人に対し、イーベイは2億4800万人。

日本では圧倒的な知名度を誇るヤフオクですが、スケールの大きさではとてもイーベイに太刀打ち出来ません。

しかし、ヤフオクによる独自の世界が形成された日本市場では、さすがのイーベイも思うように会員を増やすことが出来ず、2002年には日本市場からの撤退を余儀なくされていました。

今回イーベイは、ヤフーオークションと提携し、会員を相互乗り入れする手法で日本市場に再参入してきました。

元々、商品点数が圧倒的で、英語での入札や国際配送、複雑な通関手続きなどが苦にならない日本のユーザーからも高い評価を得ていたイーベイだけに、今回の提携で取引が爆発的に増える可能性があります。

一方、商品点数等、物量的な面ではイーベイに全くかなわないヤフオクですが、日本アニメや漫画といったイーベイにはない独自の商品を持っており、ある程度米国市場にも参入出来ると見ているようです。

また、提携により、イーベイ単独での日本市場再参入をとりあえず抑制出来ることも、提携の判断材料になった可能性もあります。


ヤフーとイーベイの提携で、国際的なオークションが身近な存在になりそうですが、トラブルが増える可能性があります。

これに対し、日本からイーベイの商品を落札すれば、ネット通販大手の「ネットプライスドットコム」が購入を代行し、米国内の倉庫で商品が正しいかどうかなどをチェックした後、日本の落札者に配送することになっています。

ただし、イーベイのオークションで購入した場合、商品代金の15%相当を手数料としてネットプライス社に払わなければならないシステムとなっています。

また、海外での購入となるため、関税がかかる場合もあります。

ヤフーとの提携で、イーベイ利用の利便性は大いに高まりますが、「イーベイを利用したら、結局、高い買い物になってしまった!」ということにならないためにも、その他費用も含めて総合的に判断する必要があると言えそうです。





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