大丸・松坂屋統合でJ・フロントリテイリング発足、全国で記念セールを開始

大丸と松坂屋ホールディングスは2007年9月3日、共同持ち株会社「J・フロントリテイリング(JFR)」を設立し、経営統合しました。

国内の百貨店業界は、来春に統合する三越・伊勢丹連合、高島屋、ミレニアムリテイリングとともに、売上高1兆円規模の「4強」が競合する時代に入ることになります。

高島屋だけが単独で勝負することになりますが、今後の状況によっては他の百貨店と統合する可能性もあります。

大丸と松坂屋を併せた売上高は約1兆1700億円で、高島屋を抜いて現在のところ業界首位となっています(三越・伊勢丹連合が発足すると、こちらが業界首位に)。


JFRは、中期経営計画を来春に公表しますが、現時点で2010年度に売上高1兆2300億円、営業利益600億円の目標を掲げています。

この目標達成には、「大丸流」改革を取り入れた松坂屋の収益力向上が不可欠と言えます。


経営統合した大丸と松坂屋は4日、統合記念セールを全国の26店舗で一斉に始めました。

両社の主要店舗には、開店前に行列ができるなど、大勢の買い物客でにぎわいました。

毎度おなじみの福袋や、1万円均一の特別企画商品が用意されました。



【大丸とは】

大丸は、日本を代表する大手百貨店の一つで、梅田大丸、心斎橋大丸、神戸大丸、京都大丸と4つの直営店を、地元関西に構えています。

大丸という名前になったのは1928年で、前身は1907年に設立された大丸呉服店です。

1907年に大丸呉服店を設立。そして、1928年大丸と改称した。

三越とともに、東西の百貨店の横綱と言われていましたが、バブル崩壊後、業績は急降下しました。

しかし、奥田務氏が社長就任後、不採算店閉鎖、人員削減に取り組み、収益力を急速に回復させました。

その手法は「大丸流」改革と言われています。


【松坂屋とは】

松坂屋は中京圏が拠点で、特に名古屋では百貨店と言えば松坂屋と称される圧倒的なブランド力を持った百貨店です。

名古屋市中区栄にある松坂屋本店は、売り場面積が日本一となっています。

いち早く制服を洋装化したり、エレベーターガールを採用する等、革新的な店舗創りが松坂屋の特長とされていた時代もありました。

イメージフラワーとして、カトレアが古くから採用されています。


【J.フロントリテイリングとは】

J.フロント リテイリング株式会社は、大丸と松坂屋を傘下に持つ松坂屋ホールディングスが、株式移転による経営統合で2007年9月3日に設立された持株会社です。

人口減少や少子高齢化、更にはイオンやイトーヨーカー堂等、郊外大型店舗の出現といった流通業界の変革のあおりを受け、百貨店業界も、生き残りをかけた模索を続けてきました。

大丸が大阪、松坂屋が名古屋をそれぞれ地盤としていることから、地域競合が少ないというメリットが両社の統合のきっかけとなりました。

統合化により、仕入れ・物流等は共通化されますが、販売部門の両社のブランドはそのまま存続されます。





×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。