ソニーが次世代DVDレコーダーの新製品発表 今後はBDのみ発売の方針



ソニーが11月8日に発売するブルーレイ・ディスク(BD)規格の次世代DVDレコーダーの新製品4機種を発表しました。

10万円台の普及価格帯の製品を投入し、BD対応機のラインアップを大幅に拡充しています。

最新型だけに性能はすばらしく、50ギガバイト容量のブルーレイ・ディスクに最大で16時間分のハイビジョン映像を保存できます。

更に、4倍速ドライブの採用により、1時間のハイビジョン番組を3分でBDにダビング出来るそうです。

ディスクにダビングして保存しておきたい映像がたくさんある人にとっては、魅力的なダビングスピードです。

更に、ソニーのデジタル製品の象徴とも言えるブラビアと連携し、テレビのリモコンからレコーダー操作できるようにする「ブラビアリンク」機能にも対応しています。

最上位機種の「BDZ−X90」は、映像の情報量を高効率で圧縮する「MPEG4−AVC」を採用したことで、従来の方式では800ギガ必要だった105時間分のハイビジョン映像保存を320ギガバイトのHDDで保存可能としています。

250ギガバイトHDD搭載の普及機の実売価格は14万円となっています。


ソニーは、今回のブルーレイ・ディスクレコーダーの新製品発表会で、今後は現行DVDレコーダーの新製品を発売せず、BDレコーダーのみを発売していく方針を明らかしました。

これはかなり思い切った戦略です。

確かに現在はハードディスク搭載のDVD録再機が主流となっており、DVDの存在感は以前ほど強くありません。

実際、録画すると言えばハードディスクを使用するケースが、圧倒的に多くなっています。

それに、DVDレコーダーの販売価格は下がりきっており、利益率はあまり高くありません。

ソニーは、07年度のレコーダー市場が340万台に達し、うち12%を次世代DVDが占めると見込んでいます。

更に、08年度には市場は400万台に拡大し、次世代DVDが50%を占めると予測しています。

予測通りであれば、BDに特化するソニーの戦略は正しいのかもしれません。


しかしながら、今なおVHSのビデオレコーダーが販売されています。

これは、DVDと互換性がないビデオテープの再生用としての用途が多いと思われますが、低価格、操作が簡単という利点もあってのことです。

BDはDVDの録画再生機能も兼ね備えており、VHSビデオとDVDのソフトの互換性には違いがあります。

しかしながら、リビングにはブルーレイ・ディスクレコーダーがあるが、寝室にはDVD搭載機を置く等、BDの廉価版としてDVD搭載機が市場に居座り続ける可能性があります。

BDも普及するにつれて価格も下がっていくでしょうが、いきなり5万円を切るような価格で販売されることは、しばらくはないでしょう。

それに、米映画配給大手、パラマウント参入により息を吹き返したHD―DVDという強力なライバルとの、次世代DVD規格争いを巡る決着もまだついていません。

ソニーの戦略が吉と出るか凶と出るか、今後の推移に注目です。






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