スズキ インドで世界戦略車を生産へ


スズキ(Suzuki Motor)は、インドで約18億ドル(約2000億円)の投資を行い欧州向けの新型小型車「Aスター(A-Star)」を生産すると発表しました。

新型車は5ドアのハッチバック車で、排気量1000ccのエンジンを搭載。

2008年10月にニューデリー(New Delhi)近郊のManesar工場で生産を開始する予定です。

環境に優しい新型車は欧州のライバル車より排ガス量を抑えられるそうです。

スズキの世界戦略車は「スイフト(Swift)」「グランド・ビタラ(Grand Vitara)」「SX4」「スプラッシュ(Splash)」の4車種あり、「Aスター」は第5弾となります。
 
スズキは1990年代、人口数十億人のインドが経済を開放した際、直ちに同国市場に進出しました。

同国の新車の半数を生産するマルチ(Maruti)を子会社化し、成長を遂げてきました。

スズキは、急成長するインドでの需要に対応するため、2010年までに子会社マルチ・スズキの生産能力を、年96万台に増やす計画を立てています。


スズキ自動車と言えば、セルボ、ラパン、ワゴンR、アルト、ジムニー、Kei、エブリィといった軽自動車や、スイフト、SX−4といった小型車中心です。

東京モーターショーで出展されていた「パレット」なんかは、ほぼ完成した状態で展示されていました。

さすがに最新モデルだけに、微妙な曲線を使ったエクステリアながら室内空間の広さは圧倒的で、ダイハツの新型タントと真っ向勝負出来る仕上がりでした。

その一方、モデルチェンジの度に大型化するエスクードや、東京モーターショーに参考出展されたKizashi2等、スズキは排気量の大きい車種の開発にも熱心です。

また、スズキ自動車は、早くから海外進出を手がけてきました。

ハンガリーやロシア等、旧共産圏への進出が目立っていましたが、多彩な小型車を持っている強みを活かし、発展途上国への進出にも積極的でした。

スズキは、発展途上国の中でも特にインドへの進出に熱心で、アルトやワゴンRといった軽自動車が、ニューデリーの街中を走り回っています。

ただ、スズキの目は、イギリスやドイツといった西欧にも向けられ始めています。

今回のインドでの投資も、インド国内より欧州向けの拠点としての位置付けです。

しかも「Aスター」は、欧州で最も関心の高い環境性能で、勝負出来る世界戦略車です。

来期からSX−4で本格参戦するWRCで好成績を収めれば、「スズキ」ブランドの知名度が飛躍的に上がり、「Aスター」の販売にも弾みが付きそうです。


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