イタリア・セリエAでサポーター衝突相次ぎ、試合が延期に
イタリア中部トスカーナ州アレッツォで11日、ラツィオ(Lazio)のサポーターが銃で撃たれて死亡した事件を受け、イタリア国内は、セリエAをめぐり大騒動になっています。
亡くなった26歳のガブリエレ・サンドリ(Gabriele Sandri)さんは、11日に行われる予定だったインテル(Inter Milan)戦を観戦するためにサポーター数名と車でミラノに向かう途中に、イタリア中部トスカーナ地方アレッツォの高速道路のサービスステーションでユベントス(Juventus)のサポーターと遭遇。
騒ぎとなり警察が介入した際、当局の表現では「悲劇的な過失」により、サンドリさんは車の中で座っていたところを警察に首を撃たれて死亡しました。
警告のため発砲したところ、サンドリさんの首に当たった模様です。
アレッツォ警察のVincenzo Giacobbe氏は、「サポーター同士の諍いとは認識していなかったが、重大な結末に至ることのないように警察は2つのグループの小競り合いを止めるために介入した」と語っています。
事件直後、セリエAは混乱を回避するため、ラツィオ対インテル・ミラノ戦の延期を決めました。
更に、ミラノ近郊のベルガモではアタランタ対ACミラン戦がありましたが、試合中にサポーターが暴れて施設を破壊し、開始直後に延期となりました。
また、ローマのスタジオ・オリンピコ周辺でも暴動が起き、同日予定されていたローマ対カリャリ戦も延期になってしまいました。
2006−07シーズンに暴動により警官が死亡するなど暴力事件が多発したことを受け、イタリア政府は暴力行為の撲滅を目指し国内スポーツのセキュリティーを監視する団体「The National Observer for Sporting Events」を新たに設立。
同団体は暴力行為が70%減少したと主張していましたが、サンドリさんの事件によりその成果は大きな打撃を受けることになりました。
まさしく大揺れのセリエAです。
日本ではサッカーよりも、プロ野球のファン同士の小競り合いが多いように思われます。
これまでは、警察を巻き込んだ事件となっても、その場で治まることがほとんどでした。
しかし、凶悪事件が多発している現在、日本でも死亡につながる事件が発生し、それを発端に暴動が連鎖的に起こっても不思議ではありません。
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